まず、立山町の概要を教えてください。

立山町は、3,000ｍ級の山々が連なる雄大な立山連峰のふもとに位置し、その恩恵を受けて育まれた大自然と共に暮らす町です。世界ブランド化を目指す「立山黒部アルペンルート」、ラムサール条約登録湿地「立山弥陀ヶ原・大日平」や国内唯一の氷河など、国を代表する貴重な資源を有し、国内外から多くの方が訪れています。また山岳地から標高12ｍの扇状地が広がる平野部には里山の原風景が広がり、美しい自然環境が昔のまま残っています。

ありがとうございます。
では、町の課題を教えてください。

観光コンテンツの強化と中心市街地の賑わいづくりです。
コロナ前は年間１００万人を超える観光客が訪れていた立山黒部アルペンルートという観光スポットがありながら、立山町自体はまだまだ認知度が低く、更には登山客が町に訪れはするものの、観光や宿泊をせずに通り過ぎてしまっているケースがほとんどです。
そのため、観光コンテンツの強化や山間部から平野部へ観光客を誘導し、観光客による消費購買行動を促し、観光産業の活性化につながる仕組みづくりをする必要があると考えています。

その課題に対して、町として取り組んでいることはありますか？

まず、立山町の中心地にある五百石駅周辺の再活性化に取り組んでいます。
中心市街地の賑わいづくりに向けて、空き家の活用や宿泊施設の誘致に取り組んでいます。

立山町は、抱える課題が多い中、様々な企業が地域でビジネスを展開している印象があります。

廃校を利活用して地域住民交流の場づくりに取り組む企業、酒蔵、サウナ施設、一棟貸しの古民家とEバイクによるアクティビティ、アウトドアメーカーの店舗展開など様々なプレイヤーが立山町で新たな事業に取り組んでいます。
▼リングロー株式会社様の進出インタビュー
https://toyama-satellite-office-valley.com/company_list/ringrow/

立山町に、これからどんな企業に来て欲しいですか。

立山町としては、引き続き観光コンテンツの強化や中心市街地の活性化に繋がる取り組みを行う企業に来ていただきたいです。　
そして町内の事業者との連携、地元住民の方々との関わりを大切にし、仲良くしていただきたいです。　
皆で協力しながら町内を賑やかにしていきたいと考えています。

ありがとうございます。
立山町として、そういった企業に対しどんな支援ができますか？

地域の事業者や団体の紹介はもちろん、飲食店や宿泊施設を開業したいという方であれば、空き家をご紹介し、現地でのアテンドなどをさせて頂きます。

最後にメッセージをお願いいたします。

立山町は少子高齢化、人口減少の時代を迎え、多くの課題を抱えています。
一方、様々な人たちが立山町でやりたいことを始め、町はどんどん変化をしています。
企業の皆様も、ぜひ、その変化に参加をし、その知識・技術を立山町で生かしてください。
町としてもできる限りの協力をさせていただきます。　
この町の美しいかけがえのない資源が次世代に引き継がれるよう、それが町の発展につながると信じています。